HSPの人がネガティブ思考になる理由とその対処法

HSPの人は感受性が豊かな傾向があるがゆえにネガティブ思考になりやすいです。

 

それは自分と相手との能力にギャップがあるからだと思います。

 

例えば会社で「他の人はみんな仕事早くこなしているのに私だけ遅くてできないのは何でだろう…?」と思うことはありませんか?

 

そこでHSPのネガティブ思考になる理由とその対処法について解説していきます。

HSPがネガティブ思考になりやすい理由

この項ではHSPの人がネガティブ思考になりやすい理由について説明していきます。

周りとの違和感を感じ取ってしまう

HSPの視点は非HSPと異なります。非HSPでは分からない部分をHSPの人が感じ取ることがあります。そのため、周りと異なった考えになることがあります。

しかし、非HSPの人にはそれが理解されないため、「自分の考えが受け入れてもらえない」と感じてしまい、不安やストレスの原因になるのです。

じっくり考えてしまうことが不安が増大する

HSPの特徴の一つに「深く処理する」があります。

物事をじっくりと考えると、あれやこれやと気付きを得たり、発想を広げたりしてしまうことがあります。そのことに対してなぜそうなるのかをさらに追求したり、仮説を立てて様々な可能性を考えてしまいます。

こうしていろいろ考えているうちに「〇〇になったらどうしよう…」や「このまま◯◯を続けていたらダメだな…」と不安な気持ちが強くなってしまうのです。

悪い面ばかりに目を向けてしまう

ネガティブ思考の傾向がある人は、物事の悪い面ばかりを見たり、批判するところを無意識で探してしまいがちです。

新しいことにチャレンジするとき「どうせまた失敗する」「上手くいかないかも」と思い込んでしまいます。こうして考えてしまうことで実際にミスをしたり、本来の力を発揮できなかったりします。

周囲からのアドバイスや応援をもらっても素直に受け取れられず、「でもどうせ失敗しちゃうだろうな…」とマイナス的な言葉を発してしまいます。

挑戦する前から否定や拒絶をしてしまうので、せっかくのチャンスを自分から逃してしまうのです。

過度に心配しすぎる

マイナス思考の人は物事を過度に心配しすぎる傾向があります。

ポジティブなイメージよりも「これをやって怒られたらどうしよう」などの感情が大きく出てしまうため、行動力や決断力が悪くなってしまうことがあります。

心配しすぎることで楽しいイベントがあっても心から楽しめなくなります。

起きてもないトラブルを想定して常に心配しているとストレスを多く溜め込んでしまい、仕事や日常生活のパフォーマンスを下げることに繋がります。

人に頼ることができない

マイナス思考の人は、「他人に迷惑をかけたくない」という気持ちが強い傾向があります。それが原因でなかなか素直に人に助けを求めることができません。

また、人に助けを求めようとしても「こんなこともできないのか」と言われるのが怖くて自分一人で何とか対処しようとします。

その結果、人より多く仕事を受け持ってしまったり、仕事が遅くなり、先輩や上司に注意されることがあります。

それ以外にも実際に頼んで断れた経験がトラウマとなり、「頼んで断られたらどうしよう」という考えを持ってしまい、マイナス思考に陥ることがあります。

HSPのネガティブ思考に対する対処法

前項ではHSPの人がネガティブ思考になる理由について開設しました。本項では、ネガティブ思考になってしまった時の対処法について説明します。

ネガティブ思考になる自分を受け入れる

ネガティブ思考になる自分を無理にポジティブにしようとすると、拒否反応が出てしまいますしポジティブになれない自分が嫌になってますますネガティブ思考になってしまいます。

必要以上に他人と比較しない

誰かと比べそうになったときに、一旦思いとどまる癖をつけましょう。

他者より劣っている部分や優れている部分を探しても自分の幸せには繋がりません。

比較すること時代、意味のないことです。

他人と比較して自分はダメな人だと考えてしまう気持ちは分かります。しかし、人と比べる時間があったら、自分自身と向き合い、どうすれば現状が良くなるのかを考える時間を増やしましょう。

他人に期待しない

最初から「あの人はこうしてくれるだろう」と期待しないようにしましょう。

例えば仕事で「◯◯さんが仕事やってくれると思っていたけどやってくれなかった」と思うことがありませんか?

言ってもないのに自分で勝手に期待すると、裏切られた時にマイナス思考になってしまいます。まさに自業自得ですね。

他人に期待することは止め、自分ができることを率先してやることが大切です。

完璧であることに固執しすぎない

慎重に計画を考えすぎて目標に全く近づかないことはありませんか?

また、「こんなことも出来ないなんて笑われるかも」「もう少し準備から挑戦しよう」と足踏みばかりしてチャンスを逃してしまったことはありませんでしょうか?

プラス思考の人は「考えるよりもまずはやってみよう」という行動派の人が多いです、。

失敗することは怖いことなのは分かります。しかし、最初から完璧を目指すのは止め、試行錯誤して少しずつ完璧に近づけていくスタンスで頑張りましょう!!

小さい目標から達成していく

大きい目標を立てるよりも小さい目標を一つ一つ達成することを意識してみましょう。

コツコツと成功体験を積み重ね、最終的に大きなゴールに近づくことができれば大きな自信に繋がります。

自信がつくことで物事に対して積極的に行動できるようになります。

また、成功体験を増やすことで自分が成功する姿をイメージしやすくなるため、自然とプラス思考になります。

まずは小さな目標を立てて、達成していきましょう。

まとめ

今回はHSPの人がネガティブ思考になる理由とその対処法について解説しました。

ネガティブなこと考えてしまうのは仕方ないことですが、ネガティブなことをさらに引き寄せてしまう原因になります。

HSPをむしろプラスに考え、自分のできる範囲でポジティブに行動していきましょう!!